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聴衆大熱狂!ドゥネブ、スウェーデン放響客演

シュテファン・ドゥネブ指揮
スウェーデン放送交響楽団

R.シュトラウス:ドンファン
R.シュトラウス:4つの最後の歌
(ソプラノ)ニナ・シュテンメ
フォーレ:「ペレアスとメリザンド」組曲
ルーセル:「バッカスとアリアーヌ」組曲

2007年2月23日
ストックホルム、ベルワルドホール

フランスの新生シュテファン・ドゥネブがスウェーデン放送響に客演した。この人はまったく初めて聴く指揮者で名前くらいしか聞いたことがなかった。
冒頭のドンファンから衝撃的でティンパニを強く使ったり緩急を巧に使っている。大植のトリスタンで一躍有名になったニナ・シュテンメが登場。冒頭からオペラチックで堂々としている。オケ伴奏もただものじゃなく濃厚。後半のフランス物は美しくルーセルでは聴衆が熱狂している。
ドゥネブについてはまだ何もわからないが招聘合戦が始まる日も遠くはないだろう。
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by airlive | 2007-02-22 22:05
アシュケナージ ロシアを語る!チャイコフスキーを語る!

ウラディーミル・アシュケナージ指揮
NHK交響楽団

チャイコフスキー:交響曲第2番「小ロシア」
チャイコフスキー:交響曲第5番

2007年2月16日 NHKホール
N響定期公演

アシュケナージ指揮によるN響2月定期。今回チャイコフスキーの交響曲全曲演奏の一環で2番と5番が取り上げられた。就任記念の3番と4番(なんといっても3番の超名演!)と昨年の1番と6番が演奏されていて残すは6月のマンフレッドを残すのみだ。
演奏は2番から熱演でアシュケナージらしく淡々したチャイコフスキーである。5番に関しては最近、大阪フィル、東京フィルの演奏を聴いたが一番の安定感で徐々に燃え上がるアシュケナージらしい演奏であった。第2楽章の余裕のホルンも凄い。ただ表現は大人しく、もう少し表面的な熱が欲しかった。
久しぶりにN響が熱演をしていて今日の指揮者、オケ共に得意「英雄の生涯」に期待が膨らむ。

この演奏会、MD1枚分にぴったし収まった。80分30秒くらいの長時間ディスクとなった。
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ドレスデンに捧ぐ ホーネックのモツレク

マンフレッド・ホーネック指揮
ドレスデン・シュターツカペレ
ドレスデン国立歌劇場合唱団

モーツァルト:レクイエム

2007年2月13日 ドレスデン、ゼンパー・オーパー
ドレスデン空襲追悼コンサート

ズービン・メータのキャンセルによりマンフレッド・ホーネックが振ることになったドレスデン空爆追悼の演奏。こういう追悼の場で演奏されるモツレクは一度は耳にしたかった。
鎮魂の場にふさわしい祈りと怒りをうまく対比させた演奏になっている。ホーネックは直前で引き受ける事になったのかは知らないが、やや詰めが甘くアンサンブルが乱れる場面しばしばあった。しかしながらツボはしっかり押さえた演奏である。
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ダニエル・ハーディング指揮マーラー・チェンバー・オーケストラ (2006.10.5)

ダニエル・ハーディング指揮
マーラー・チェンバー・オーケストラ

モーツァルト:交響曲第6番
モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番
ラルス・フォークト(ピアノ)
ブラームス:交響曲第2番
~アンコール~ドヴォルザーク:スラブ舞曲集から

2006年10月5日 NHKホール
NHK音楽祭2006

ハーディングとマーラー・チェンバー・オーケストラのNHK音楽祭における演奏。2006年の同音楽祭のオープニング公演である。テーマは体感モーツァルトなのにメインはなぜかブラームスとテーマからはずれてるなという印象をもった。
前半のモーツァルトはシャープな音楽作りでピアノ協奏曲では若いコンビらしいフレッシュな演奏を展開していた。ハーディングの伴奏は切り込みが鋭い。驚いたのは後半のブラームスで2003年頃に聴いたハーディングによる同曲と印象が違う。いい意味でハーディングらしかぬ腰の座った堂々とした音楽で重厚ささえ感じられる。また室内オケらしく緻密に組まれたアンサンブルも特筆。
ハーディングの変化が見ることのできた。スウェーデン放送響の音楽監督に就任、ロンドン響と来日など若きスター的存在だが、今後も楽しみである。
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ウラディーミル・アシュケナージ指揮 NHK交響楽団 (2007.2.11)

ウラディーミル・アシュケナージ指揮
NHK交響楽団
(S)クララ・エク

モーツァルト:交響曲第25番
マーラー:交響曲第4番

2007年2月11日NHKホール
1589回定期

N響定期演奏会ライブ。当初の年間プログラムではマーラーの3番が予定されていた。ソリストとコーラスまで決まっていたのになんで変更になったのだろうか。
クララ・エクの歌唱が断然素晴らしい。透き通った美声でテクニックが素晴らしい。何人かの歌手で聞いてきたが最もみずみずしく印象に残った。アシュケナージの棒は第2楽章までは普通だが第3楽章からうねりが出てきて総合的になかなかの名演を演出している。
モーツァルトは古いタイプ頼の演奏だが中途半端な印象を与える。
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シャルル・デュトワ指揮
NHK交響楽団

シベリウス:フィンランディア
ベートーベン:ヴァイオリン協奏曲
(ヴァイオリン)リサ・バティアシュヴィリ
シベリウス:交響曲第1番

2006年4月19日
サントリーホール

NHK-FM 生放送

最近のN響定期で最も楽しみなのはデュトワの登場する定期である。最近のN響は2004年のサヴァリッシュとルイージの定期以降ぱっとした演奏に出会っていない(全部聴いているわけではないが)。そんな中でもデュトワの定期はN響が安定し、厚みを増す。最近はデュトワ自体の芸風が大きくなってきた面持ちがあり、またプログラムも魅力的なものが多い。
今回は両端にシベリウスで、よほどやりたかったのだろうか真ん中にキャンセルでやれなかったベートーベンのヴァイオリン協奏曲を挟んでいる。
演奏はベートーベンが密度の濃い名演だ。バティアシュヴィリはそれほど存在感があるわけではないが美音でノリの良さが光る。特筆すべきはデュトワの伴奏で抜群の安定感でオーソドックスでる。デュトワがベートーベンの交響曲をN響とやった記録が聴けるものなら聴きたい。
両端のシベリウスはオケを分厚く鳴らして暖かみのある演奏で北欧風とは正反対。弦の使い方はやはりデュトワは上手い。N響が燃焼しきれていない部分があったのは残念。
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大植 英次 指揮
大阪フィルハーモニー交響楽団

チャイコフスキー:交響曲第5番

2006年10月11日
大阪、ザ・シンフォニーホール

NHK-FM

大植と大阪フィルによるチャイコフスキーの5番を聴いた。大植らしい骨太の音楽で全体で50分にもなるスケールの演奏だ。どの楽章もずっしりとした構えで第4楽章では熱を帯てきてなかなか凄い。しかし大植のこのような音楽作りの故に停滞感があることも否定できない。
これはNHKによる収録だと思うがザ・シンフォニー・ホールでの録音は決まって頭打ちの悪い録音だ。東京フィルのオーチャード定期など優秀な収録もあるのに残念である。
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大植 英次 指揮
大阪フィルハーモニー交響楽団

マーラー:交響曲第6番「悲劇的」

2005年3月18日
大阪、ザ・シンフォニーホール

大植英治と大阪フィルのマーラーの6番を聴いた。この2月には東京公演でこのコンビは9番を演奏する。大植のマーラーというと勝手に濃密系のマーラーを想像するがこの6番は違う。第一楽章から厳しく音楽を進めはきはきした音楽が貫かれる。しかしながらアンダンテ楽章は濃密だったし第4楽章は熱演でなかなか良い演奏だった。ちなみにSA型の演奏である。こっちのほうが自然に聞けて良い。
このマラ6は東京での録音がCD化されているのでこの本拠大阪でのライブは貴重。ブル8、タコ7、英雄の生涯、チャイ5、マラ9と重量路線できているので次は何を聴かせてくれるのか楽しみである。
ところで、マーラーの6番はFMでも意外と大量に放送されていてソースに困ることがない。アバド/ベルリン・フィル、ラトル/ウィーン&ベルリン合同、ヤンソンス/コンセルトヘボウなどがある。
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