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ウィーンの伝統的演奏を現代に。ティーレマン・ウィーン・ライブ

クリスティアン・ティーレマン指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

モーツァルト:ファゴット協奏曲変ロ長調K.191
シューマン:交響曲第3番《ライン》
ベートーヴェン:交響曲第5番

2006年3月26日
ウィーン、ムジークフェライン

今秋ミュンヘン・フィルと来日してドイツプロを披露するティーレマンが2006年3月にウィーンフィルの定期に登場したライブ。これはNHK‐FMでも放送されたがシューマンの冒頭で放送事故がありなんとも後味の悪い放送となった。しかし海外の放送で完璧な形で放送され貴重なライブを手にできた。
演奏は最近の演奏としては古臭さを感じるが伝統的といえば伝統的でベートーベンではベームの演奏のような大きく骨太なベートーベンをやっている。ただ人工的にやりすぎてぎこちない面もある。シューマンはやや前進力に欠け個人的にヴォルコフのようなグイグイとした演奏の方がいい。モーツァルトはファゴットの音色と意外と軽快な伴奏がマッチしてなかなかのものだった。
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最年少グループの期待。イラン・ヴォルコフの登場

イラン・ヴォルコフ指揮
BBCスコティッシュ交響楽団

モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番
(ピアノ)ステファン・コヴァセヴィッチ
シューマン:交響曲第3番「ライン」

2006年8月9日 
ロイヤル・アルバートホール、ロンドン(2006 BBC Proms)

最近、名前を耳になった指揮者ヴォルコフの2006年のプロムスでの演奏である。
シューマンは各楽章を的確に演奏していて第5楽章の吹っ切れ方が凄い。この曲でここまで荒く仕上げた演奏も初めてだ。フォークトを迎えたモーツァルトも骨太なよい演奏だ。
最近のグスタヴォ・ドゥダメル、トゥガン・ソヒエフ、イラン・ヴォルコフ、ステファン・ドゥネブ、ニコライ・アレクセイエフ(日本フィル客演予定)などニューフェイスがよく頑張っている。ハーディング世代よりも若い世代にあたる人もいるのか・・・
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注目!ゲルギエフのパルジファル第3幕

ワレリー・ゲルギエフ指揮
スウェーデン放送交響楽団

ワーグナー:舞台神聖祭典劇「パルジファル」~第3幕
(演奏会形式)

オレグ・バラショフ(テノール/パルジファル)
エフゲニー・ニキーティン(バリトン/アンフォルタス)
ゲンナジ・ベッズベンコフ(バス/グルネマンツ)
アニカ・フダック(メゾ・ソプラノ/クンドリー)

2007年4月7日
ストックホルム、ベルワルドホール

最近何かと名演の多いスウェーデン放送響にゲルギエフが登場してパルジファル第3幕を演奏会形式をやった。歌手は名前を聞いたことがない人達でおそらくゲルギエフが呼んだマリインスキーオペラのソリストだろう。
ゲルギエフのワーグナー演奏といえば2005年のロッテルダムフィルとの神々の黄昏の抜粋など意外と多く放送されているがそのときはワーグナー演奏にしては腰が軽すぎる印象だった。しかしながら今回は余裕がでてきた堂々の演奏になってきてゲルギエフのワーグナーの真価を見せ付けた。
ただ、ウ゛ォルフガング・ワーグナーのゲルギエフのワーグナーに対する評判はイマイチで聖地への登場はまだ先か?
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