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マルク・アルブレヒト指揮スイス・ロマンド管弦楽団

マルク・アルブレヒト指揮
スイス・ロマンド管弦楽団
エレーヌ・グリモー(ピアノ)

ベートーベン:ピアノ協奏曲第4番
~グリモーによるアンコール
R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」

2006年9月6日 ジュネーブ、大劇場

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マルク・アルブレヒトはバイロイトでここ数年『オランダ人』を振り好評を博している。そのオランダ人ではスタイリュッシュな音楽を作る人だなという感想をもった。オーケストラ演奏会の放送はFMもネットラジオも録音した記憶がなく、おそらく初めて聴くコンサート・プログラムだと思う。オペラでは2005年のホルシュタイン音楽祭でのシャターツカペレ・ドレスデンとの『サロメ』が他にある。
気になる演奏は超重厚ではないがドイツ人らしく芯の太い演奏になっている。英雄の生涯はオーケストラをしっかり統率して姿勢のいい音楽になっている。時折響く重低音にも迫力がある。グリモーとのベートーベンはグリモーのやさしい音色とアルブレヒトの正統な伴奏が絶妙だ。
アルブレヒトはこれから最も注目するべき一人である。