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ダニエル・ハーディング指揮マーラー・チェンバー・オーケストラ (2006.10.5)

ダニエル・ハーディング指揮マーラー・チェンバー・オーケストラ (2006.10.5)

ダニエル・ハーディング指揮
マーラー・チェンバー・オーケストラ

モーツァルト:交響曲第6番
モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番
ラルス・フォークト(ピアノ)
ブラームス:交響曲第2番
~アンコール~ドヴォルザーク:スラブ舞曲集から

2006年10月5日 NHKホール
NHK音楽祭2006

ハーディングとマーラー・チェンバー・オーケストラのNHK音楽祭における演奏。2006年の同音楽祭のオープニング公演である。テーマは体感モーツァルトなのにメインはなぜかブラームスとテーマからはずれてるなという印象をもった。
前半のモーツァルトはシャープな音楽作りでピアノ協奏曲では若いコンビらしいフレッシュな演奏を展開していた。ハーディングの伴奏は切り込みが鋭い。驚いたのは後半のブラームスで2003年頃に聴いたハーディングによる同曲と印象が違う。いい意味でハーディングらしかぬ腰の座った堂々とした音楽で重厚ささえ感じられる。また室内オケらしく緻密に組まれたアンサンブルも特筆。
ハーディングの変化が見ることのできた。スウェーデン放送響の音楽監督に就任、ロンドン響と来日など若きスター的存在だが、今後も楽しみである。